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QF 12ポンド 12cwt高射砲 : ウィキペディア日本語版 | QF 12ポンド 12cwt高射砲
QF 12ポンド 12cwt高射砲()とは、QF 12ポンド 12cwt艦砲に高仰角砲架・装弾板・砲身上部のばね式復座機・高角照準器を追加する改修を行い、イギリスが第一次世界大戦で運用した高射砲である。多くの書き手は一般的に本砲に言及する際に「12ポンド高射砲」の呼称を用いる。名称の「12cwt」とは砲身と砲尾の合計重量(1cwt = 1ハンドレッドウェイト = 112ポンド、12cwt = 1,344ポンド)に由来し、他の「12ポンド」と呼称される砲と区別するために用いる。 ==歴史== 第一次世界大戦が勃発した時点でイギリスは高射砲を1門も有していなかったが、イギリス軍内部でこのことを問題視する動きはほとんど無かった。しかしながら1914年にドイツがベルギー及びフランス北部を占領すると航空攻撃に直面する危険性が生じたため、イギリスではQF 12ポンド 12cwt艦砲を含む中口径砲に高角砲架を付与して数種類の高射砲を開発した。この時点で12ポンド艦砲が有していたのは「''Separate loading QF''(分離装薬式、速射)」と呼ばれる分離装薬式の弾薬であった。これは雷管を装着した真鍮製の薬莢に装薬が入っており装填準備ができているものの、弾丸と薬莢は別々に装填する形式のものである。高射砲として運用するために弾丸を薬莢に装着した状態の改修QF弾が急いで開発され、装填速度は多少改善された。
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